Iラインに除毛クリーム
除毛クリーム(脱毛クリーム)を使用したことがありますか。

除毛クリームは使い方も簡単で便利な自己処理方法ですが、Iラインに使用するということは非常に危険な行為になるのでおすすめしません。

除毛クリームを使用してムダ毛処理をしようと考えている人や、本当にIラインに使用できないのか知りたいという人に向けて、除毛クリームにはどんな危険性があるのかまとめました。正しい知識を身につけて安全にIラインの自己処理をおこないましょう。

除毛クリームは危険?Iラインに使用できない理由

除毛クリームはムダ毛が気になる部分に塗って、数分置いたあとに拭き取るだけでムダ毛処理ができるという優れものです。しかし除毛クリームに含まれている物質はムダ毛だでなく皮膚も一緒に溶かしてしまいますので、膣内に入るとかぶれや赤み、ただれなどの症状を招きます。そのため除毛クリームは、Iラインを含むデリケートゾーンに使用できないケースがほとんどです。

ポイント

なぜ除毛クリームは皮膚を溶かしてしまうのか、膣内に入るとどのくらい危険なのかをより詳しく説明していきます。

皮膚をも溶かす「チオグリコール酸カルシウム」

除毛クリームにはチオグリコール酸カルシウムというアルカリ性の成分が含まれています。チオグリコール酸カルシウムはたんぱく質でできた毛を溶かす作用があり、肌に塗ったまま規定時間以上放置するとたんぱく質でつくられている皮膚も溶かしてしまうほど強力な物質です。

Iラインの粘膜に除毛クリームが付着すると肌トラブルが起こります。皮膚も溶かすほどの強い物質が粘膜に付着すると、かゆみ、ただれ、最悪の場合は出血してしまう恐れがあります。粘膜は他の皮膚と違って角質層が無いため非常にデリケートです。少しの刺激も耐えられない部分ですので、除毛クリームを使用することは禁止されています。

除毛クリームの図

膣内に除毛クリームが入ると感染症にかかりやすくなる

除毛クリームの危険性

除毛クリームをIラインに使用すると肌トラブルのほかに、膣内へ除毛クリームが入ってしまう危険性があるため推奨されていません。

膣は抗体や耐性がない赤ちゃんがはじめて外へ出るために通るところなので、非常に繊細ですし清潔に保つために自浄作用が働いています。自浄作用はデーデルライン桿菌(かんきん)という体に良い菌が酸性の物質を作りだし、酸性に保つことで細菌や病原体の侵入を防いで増殖できないようにしてくれます。

除毛クリームが膣内に入ると酸性を保てなくなり、細菌や病原体が侵入してカンジダ膣炎などの感染症にかかってしまう恐れがあります。

除毛クリームは身体に悪影響があるほど危険ではない

除毛クリームは体に悪影響

ここまで除毛クリームをIラインに使用したときに起こる危険性をお伝えしましたが、除毛クリームは外部医薬品として認められていて用法用量を守っていれば体に害はなく、効果や安全性にも問題がありません。

しかし足や腕などの部位でも敏感肌や乾燥肌の人は赤みやかゆみが出てしまう可能性が高いです。肌が強いと思っている人も肌トラブルの可能性がないとは言い切れないので、使用前には必ずパッチテストをおこないましょう。

除毛クリームの間違った使い方

除毛クリームは正しい使い方をしていればきちんとムダ毛処理の効果が得られますが、もし誤った方法で使うとどうなるか、いくつか紹介します。除毛クリームを使用する際には以下のような使い方は絶対にやめてください。

規定より多い量を使う・長時間放置する

規定量や規定時間(だいたい10分〜15分)を守らないと、肌荒れしたり毛がまだらになったりというトラブルが起こります。除毛クリームは1番効果的な量と時間も含めて研究開発されていますので、規定よりたくさん塗ったり長く放置したりしても効果に差異はなく、むしろマイナスになってしまうので避けることをおすすめします。

使用禁止箇所に塗布する

除毛クリームは皮膚を溶かすほど非常に強力な物質が含まれているため、粘膜などの使用禁止箇所に塗るとすぐに赤みやただれができ、最悪の場合出血する恐れがあります。使用禁止箇所に誤って付着してしまった場合はすぐに洗い流してください。さらに悪化したときや、症状が良くならないときは皮膚科医の診察を受けましょう。

1日に何度も使用する

1日に何度も使用すると、肌が刺激に耐えられず肌荒れの原因となります。また肌は刺激を受けすぎるとメラニン(黒い色素)が色素沈着してしまう可能性があるため、注意書きとして規定の日数が指定されている場合はその間は使用を中止したり、記述がない場合は1日おきに使用したりと肌へ刺激を与えすぎないようにしましょう。

除毛クリームの注意点

  • 使用前に必ずパッチテストをおこなう
  • 使用時間・使用量をきちんと守る
  • 使用が禁止されている箇所には塗らない

除毛クリームは、これらの注意点を守れば安全で効果的にムダ毛処理がおこなえます。誤った使用方法はトラブルの原因になりますので、説明書や注意書きをよく読んで使いましょう。

Iラインの自己処理するなら除毛クリームNG

先ほどもいったようにIラインに除毛クリームを使用することはできません。Vラインになら使用できる製品もありますが、もしも膣や粘膜に付着すると肌トラブルを招くのでこちらもあまりおすすめしません。Iラインの自己処理をするなら、除毛クリームではなくその他の方法でおこなっていきましょう。

Iラインの自己処理方法」のページで詳しい自己処理の方法を紹介しています。そちらも合わせてご覧ください。